2020.9.30
2020.9.25
2020.4.21
2020.4.7
2020.1.1
イノベーション創造プロセスを確立する方法 -ドイツ・Hype社編-
ドイツはボンにあるイノベーションを促進するイノベーションマネジメントツールを提供しているHYPE社を訪問してきました。
弊社スタッフ2名とHYPEのスタッフ、HYPEのパートナー@ケルン大聖堂
「HYPE社ってどんな会社?」
HYPE社はドイツ・ボンに本社を置く2001年に現CTOのDr.Enno氏を中心に創業された会社です。もともとダイムラークライスラー社の研究部門で働いていたDr. Enno氏がHYPEツールの前身となるソフトウェアを開発したのですが、大企業では中々イノベーションを起こせない、起こしやすい環境が整っていないということで他の2人の仲間とともにHYPEを創業されました。
CROSSもイノベーションを促進することを目標としているので、非常に共感する部分も多く、お互いに情報とノウハウを共有して、どんどんイノベーションが起きる世の中にしていこうとしています。
「イノベーションマネジメントツールって何が出来るの?」
さて、イノベーションマネジメントツールという言葉を聞いても中々ピンとこない方も多いと思います。
イノベーションマネジメントツールとは新規事業を創造する際のプロセスを管理し、自由化することで、俗人的だったイノベーションを組織として継続的に実践できるように促進するプラットフォームになります。
このツールの特徴は大きく2つあります。
1つ目は多くの人間がインタラクティブにアイデアを事業案にするということです。
具体的には管理者がたとえばオリンピックを想定した新規事業とかインドに市場を開拓するための新規事業といったテーマを設定し、そこに参加者がどういった解決策があるのかアイデアを投稿します。
そのアイデアに対して他の参加者がどれだけ閲覧している、コメントしているといった指標を用いてそのアイデアを次のステップへと進めていきます。
ここで大事なのはコメントを通してそのアイデア自体がどんどんブラッシュアップされていくことです。
同様のステップを経てアイデアはコンセプトになり、最終的には事業案にまですることがゴールとなります。
【図1:HYPEGOの画面】
【図2:HYPEGOトップ画面】
右上から無料トライアル版の登録が出来ます。
画面をクリックすればリンク先に飛びます。
2つ目の特徴はこのテーマやアイデアの管理・評価が非常に簡単だということです。
組織で行う以上、上からの管理・評価というのはすべての事業において必須ですが、新規事業というのは一度実行されれば売り上げなどで測れますが、実行するまでの期間はそれまでの指標が使えず、業務自体がトラックしづらいため難しいものになります。
このツールではどれだけ周囲を巻き込んでいるのか、素早く対応できているのかなどがテーマ、アイデアの進行度合いから非常に測りやすく、結果としてそこに携わる人間の管理・評価を行いやすくします。
「日本にもイノベーションマネジメントを!」
まだまだ日本ではこうしたツールを使って組織を強化していくというのは馴染みがなく、社内SNS的な利用しかなされていないということが殆どです。
実際に今イノベーションマネジメントの分野は世界で60社以上あるにも関わらず、日本市場に本格参入して成果をだしているところはありません。
日本だけでなく、アジア全体でも市場はまだできていないのが現実です。
しかし欧米では右肩上がりの市場であり、HYPEはダイムラー社を初め、Lufthansa Systems、NSNやDB(ドイツ鉄道)、Olympus、GE、Schottなど様々な分野の企業で利用されています。
今回HYPE社を訪れたのは、日本にイノベーションマネジメントツールを導入し、クライアントを世界で戦えるイノベーティブが根付いている組織にするために、そのノウハウと運用法についてみっちりしっかりとトレーニングを受けるためでした。
また他のHYPEのパートナー企業も参加しており、どうすればイノベーションを起こせるのか、どうすればイノベーションを企業文化とすることが出来るのかについても話し合ってきました。
彼らはルクセンブルクのコンサルティングファームと日系企業の英国支部でしたが、会話して気付いたことは、よくこうした文脈において「日本の企業は~」と言われがちですが、海外の企業も同じくイノベーションには苦しんでいるということです。
大事なのはどのように企業文化の中に取り込んでいくのか、というところで日本の多くの企業が失敗してしまったのはそれぞれの国のそれぞれの企業に向けて作られたツールを自国・自社の文化を理解せず右から左といった形で導入したことです。
そうした失敗を繰り返さないために、しっかりと組織文化を理解し、共有し、正しいツールを正しい方法で使うことで組織を強化していくことが重要です。
未来マップなどに加えて今回新たなツールと方法論を学び、イノベーションをますます促進していきます。
このたびCROSS株式会社並びに株式会社kotobaworksでは、奈良県十津川村の進める村活性化をテーマとしたグローバルリーダ育成インターンシッププログラムへの協力を開始しました。
早速第一弾として、先日、4月30日~5月2日まで、合宿を開催させて頂きました。
十津川人魂と言われる「質実剛健、一致団結、不撓不屈」の精神。
私どもCROSS株式会社並びに株式会社kotobaworksにとっては、プロボノ活動の位置づけになりますが、十津川人魂を学ばせて頂きながら、村の発展、成長と共に、私どもの会社も成長できればと思います。
今後とも是非どうぞよろしくお願いいたします。
【報道発表資料へのリンク】
村興しを通じたグローバルリーダ育成活動への協力 (2013年4月30日)
CROSS株式会社 / 株式会社kotobaworks
代表取締役
三木言葉
早稲田大学アジアサービスビジネス研究会、次回の研究会会合は、6月6日17時~18時半、早稲田大学本部キャンパスにてです。
早稲田大学公式ページも是非、ご覧ください。
是非皆様のご参加お待ちしております!
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早稲田・アジアサービスビジネス研究会: 2013 年度のASB 研究会活動予定
研究会の活動日程、若干わかりにく箇所へ掲載されていたため、情報を再掲させて頂きます。
*以下、早稲田ASB研究所ホームページより引用。
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2013 年度のASB 研究会活動予定(変更可能性があります)
第1 回 4 月12 日金曜日 17:00 ~ 18:30
キックオフ: 上記テーマへのアプローチご説明及び最新事例概要ご紹介
第2 回 6 月 7 日金曜日 17:00 ~ 18:30
電通の国際ナレッジマネジメントの事例
第3 回 8 月下旬 (*日程確定次第ご連絡いたします)
ジテンドラ.V.シン教授とのアジア域に関する事例研究会
第4 回 10 月
柯元達幕僚長との台湾企業の中国現地適応事例研究
*第1 回~第3回までは参加費無料でのオープン活動とさせていただきますが、第4 回目以降は、企業協賛・会費制での運用に転換する予定です(詳細は後日ご連絡)。基本的にはASB[研究所メンバー、会員企業メンバーの皆さまが相互にインプットを与え合い、共創しあう場です。
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2013.3.18 Service, Top Message
早稲田大学、アジア・サービスビジネス研究所の活動一環として行われる、研究会のお知らせです。
2013年4月より、広くご関心頂ける皆様をお招きし、公開ワークショップなどを開催させて頂きます。
アジア進出、現地事業における実践に挑まれる皆様、様々なステージの企業様との議論、この後の日本の成長を支える進出理論完成を目指しております。是非、一度、足をお運びくださいませ。
以下弊社がご協力させて頂く研究会について、早稲田大学 アジア・サービスビジネス研究所、研究会ご案内ページより引用。
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2013.02.27
ASB研究会のご案内
これまでの学術調査・研究に加え、さらに実践性と理論を高いレベルで融合することをめざし、実業界の皆様との連携を深めることを目的に2013年度より企業の皆様との研究会を設置いたします。
実業界で皆様が日々直面するアジア・サービス・ビジネスの実例を取り上げながら、今後の経済・市場発展に繋がるフレームワーク・理論を考察し、それらにより得られるインプリケーションを皆様と共有してゆきます。
ご興味を持たれた方は下部の入会申し込みを参照し、お申込みください。
=活動内容例=
・定期的な研究会(隔月程度を予定)
-参画企業のグローバル市場展開事例の共有(参加企業様からインプットをいただく際には、事前にASBメンバーがディスカッション・パートナーになります)
-アカデミック研究を基礎にした企業事例の考察・分析と一般化
・共同調査(定性・定量調査)
・講演会
=活動テーマ例=
・アジアリージョン参入戦略 (BOP含む)
・グローバル経営とイノベーション
・国際的ビジネスモデル変革
・組織文化の海外移転と再構築
・国際ナレッジマネジメント
・グローバル人材開発
・グローバルに通じるリーダシップ
・異文化マネジメント(ダイバシティマネジメント)等
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