2022.1.4
2021.10.1
2021.7.28
2014.3.13 All, Event, kotobaworks
情報発信の切り口から地域事業を創造する十津川合宿についてのお知らせ
明日、3月14日(金)より奈良県は十津川村にて地域事業の創造にむけたワークショップを開催します。
今までも十津川村ではワークショップを開かせていただき、学生中心に行ったものや地場産品を中心に考える会などを行ってきました。
そして今回は情報発信を一つのテーマとして開催させていただくことになり、幅広い方々に参加していただけることになりました。
どうすれば地方は情報を正しく発信できるのか、どうすれば情報を使って地域を活性化させられるのか。
NTTドコモ奈良支店さまからもタブレットを供用していただき、十津川という秘境で最新の技術を使って何が出来るのかを考えていきたいと思っています。
またどのような議論を行い、どんな意見が出てくるのか、どんなプロジェクトに結びついていくのかご報告させていただきます。
是非お楽しみに!
MWC2014~第3回・Whatsapp、LINEだけじゃない!メッセージサービスのイマ~
先日Facebookがメッセージサービス大手のWhatsappを190億ドル(約1兆9000億円)で買収すると発表し大きな話題となりました。
楽天も類似サービスのViberを9億ドル(約900億円)買収しましたが、こちらはあまり話題とはなっていなかったのではないでしょうか。
(会場でもViberを「日本の企業」が買ったよね、と何度も会話に出ましたが、一度も楽天の名前は出ませんでした。)
日本ではLINEが一強であるため中々その衝撃が伝わりづらい側面はあったかもしれません。FacebookのWhatsapp買収もメッセージサービスを、というよりその規模についての驚きが大きかったのではないでしょうか。
LINEは単純なメッセージサービスというよりはそのタイムラインやコンテンツを含めたプラットフォームとして、FacebookやTwitterの流れを組んだSNSとしての機能を果たしています。
10代20代の間ではFacebookやTwitterはアカウントは持ってるけどアクティブには使っておらず、情報の共有も電話もメールもすべてLINEで済ませているという若者が増えています。
一方、Whatsappはあくまでメッセージサービスを主軸としており、Skypeなどに近いサービスになります。
それで2兆円近い売種激を生んだ価値を持っていたのはなぜでしょうか。
海外では一般的にSMSがメッセージの主流であったため、ただ無料でメッセージが出来るというだけで大きな価値があったのです。
寧ろLINEこそが特殊であり、メッセージサービスであってもグローバルで一般的なニーズを満たせたわけです。
そして、多くの企業がメッセージサービスの提供を始めているのです。
イスラエルのTelemessageは個人同士の繋がりでしかないWhatsappのエンタープライズ版と言えるサービスを持つスタートアップで、企業と個人、企業と企業といった繋がりを提供しています。
また同じくイスラエルのIPgalleryが提供するサービスではFacebookメッセンジャーやGoogleメッセンジャーなどとメッセージが可能であり、また位置情報から近くにいる登録者を探すことが可能です。
ギリシャのスタートアップであるPinnattaはただメッセージのやり取りではなく、バースデイカードなどをカスタマイズして送ることが出来るグラフィカルなメッセージサービスを提供しています。
以上3つはすべてスタートアップですが、大手もメッセージサービスには力を入れています。
Samsungが自社開発でChatOnというアプリを開発し、サービスの提供を始めました。
Samsung社製のデバイスだけでなく、その他デバイスでも利用可能なサービスで、
ハードと結びつかない純粋なOTTとしての側面を見せてきており今後の展開に興味深いものがありました。
LINEも企業向けにAPIの公開やスタンプのオープン化など新しい施策を発表するなど、
メッセージサービスが大きな盛り上がりを見せています。
LINEがガラパゴス化するのか、海外進出を成功させるのか。
Whatsappが日本に入ってくるのか。
それとも他のスタートアップのサービスが台頭するのか。
Samsungなどの大手ベンダが市場を勝ち抜くのか。
今年はメッセージサービス市場から目が離せません。
MWC2014~第2回・ヘルスケアのエンターテインメント化~
前回に引き続き、バルセロナからお届けします。
前回紹介した車をはじめとして家電など生活にかかわるあらゆるモノがネットに接続される時代を迎えつつありますが、
今回はもっと身近な、文字通り「身」に「近」い、つまり身に着けるモノについて紹介したいと思います。
既に多くのウェアラブルデバイスが発売されており、特にリストバンド型のヘルスケアデバイスは利用者も増えてきており、利用してる人を見たこともあるのではないでしょうか。
MWCでも多くの企業がウェアラブルのヘルスケア関連商品を展示していました。
Samsungなどの大手からスタートアップまでスマホアプリと連動した運動管理ソリューションに力を入れています。
その中でも最も力を入れていたのがSonyで、Lifelogというただ運動を管理するだけでなく、音楽やメッセージなどロケーションサービスと連携したサービスとそれに連動したウェアラブルデバイスをブースの中心にもっとも大きく展示していました。
これからは運動だけでなく、自分の周囲のすべての情報が数値化され管理することが一般的になる時代が来るでしょう。
そしてそれはただ数字を機械的に管理するだけでなく、どんな場所で、どんな音楽を聴き、誰と一緒に、そういった様々な状況をまとめ、ただ健康を管理するだけでなくエンターテインメントの一種として普及していくのではないでしょうか。
そうなればこのお腹ももう少し引き締まるに違いありません。
早く楽しくダイエットできる時代が来てほしいものです。
スペインはバルセロナで開催されているMobile World Congress 2014(以下MWC)からお届けします。
MWCは世界最大の通信系カンファレンスで、大手からスタートアップ、アプリからデバイスまで様々な企業が様々なカテゴリでブースを出しています。
まず今回目についたのはHuaweiやZTEといった中国企業の力の入れようです。メインホールへのエスカレーターを下るとまず両社のブースが目につきます。
立地や規模からかなり注力していることがうかがえ、一時期のサムスンを思い出すようなアプローチだなと感じます。
では、各企業が展示しているプロダクト/サービスですが、キャリア・ベンダともにInternet of Things(IoT)が目立ちます。
特にAT&T、Qualcomm、HTC、ZTE、Telefonicaなど地域に関係なく様々な企業が各社ソリューションを搭載した車を展示していたのが特徴的です。
最も顕著なのが米自動車企業のFordが出展しているという点です。
車の屋根についてる突起はカメラで周囲360度をモニターしている。
車以外にもAT&T、SK、Ericsson、IBMなどがConnected Cityと題した特別ブースもあり、
スマートシティへの関心の高まりも強く感じられます。
今はまだ車など比較的大きなモノが中心となっていて企業間の差というものが見えにくいですが、
今後もっと小さいモノを対象としてIoTが普及するときこそ新しいアイデア、新しいモデルが立ち上がってくるでしょう。
次回はもう一つの大きなトレンドであるウェアラブル/ヘルスケアについてのレポートを予定しています。
是非お楽しみに!